FXを始めよう!始めているけど「pips(ピップス)って言葉の意味がわからない!!」
そういったお悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか?
この記事を読んでいただくことで下記の内容が分かるようになります。
・pipsとはそもそもなんなのか?
・クロス円、ドルストレートにおける1pips
・pipsを用いた損益計算
pipsとは?
結論から言ってしまうとFXにおける各通貨ペアの値動きの幅(値幅)の共通単位です。
『円がドルに対して〇〇円下落』や『ドルがユーロに対して〇〇ドル上昇』と各通貨ごとの単位に
変えていってしまうと変動幅もややこしくなります。ですのでFXにおいては単位を固定してpips
を使うことでどれくらいの変動幅があったかわかりやすくしているんです。
クロス円/ドルストレートにおける1pips
先にクロス円とドルストレートの説明をします。
クロス円
- 通貨ペアの右側が円(JPY)になっている円絡みの通貨ペアの事
- 【EUR/JPY,GBP/JPY,AUD/JPYなど】
ドルストレート
- 通貨ペアのどちらかに米ドル(USD)がつく米ドル絡みの通貨ペアの事
- 【USD/JPY,EUR/USD,GBP/USDなど】
それではそれぞれどこの部分が1pipsになるのか下記の画像をご覧ください。
上画像のようにクロス円は小数点第2位、ドルストレートは小数点第4位の部分が1pipsとなります。
「1pipsの位置が小数点で言われてもわかりにくい!!」という方は
一番左から5番目の数字が1pips目と覚えておけばOKです!
この数字からレートが上下することでpipsも上下します。
下の画像をご覧ください。
ここまでくればなんとなくでもpipsの数え方のイメージがついたのではないでしょうか?
pipsを用いた損益計算
1pipsの位置がそれぞれの通貨ペアでどの位置に来るのか分かった状態で、次はpipsを用いた損益の計算をご説明します。
これは取引をする際に、自分なりのシナリオを立ててその利益確定地点と損切り地点がいくらの損益になるのかわかるようになるのでしっかり覚えていきましょう!
まず前提として、1pipsは日本円でいくらになるのかは取引数量によって変わってきます。
取引数量の詳しいことについては過去記事のこちらから!!
最低取引数量 | 日本円 |
1,000通貨 | 10円 |
10,000通貨 | 100円 |
lot数を上げる場合はそのロット数を上記の日本円の金額にかけるだけです。
例:
10,000通貨1lotで取引する場合、1pipsは100円
5lotで取引する場合、1pipsは100円×5lot=500円
ここまで理解できればあとは、エントリーしたいレートから目標のレートや損切りのレートの差(pips)を出して、上記に記載した1pipsあたりの日本円の額を掛ければ損益計算ができますよ!
例:
USD/JPYの通貨ペアで買いエントリーをしたいレートが120.100円
利益確定のレートが120.500円、損切確定のレートが120.000円
最低取引数量1,000通貨(1pips=10円)を5lotでエントリーする場合
・利益確定まで +40pips×10円×5lot= +2,000円
・損失確定まで -10pips×10円×5lot= -500円
まとめ
いかがだったでしょうか?最初は『どこが1pipsになる部分なのか』『1pipsの日本円の額を計算するのが難しい!』
など大変かもしれませんが、慣れてくると何となく頭でわかってきますので本番の取引をしなくても
チャートだけはデモトレードなどで無料で見ることができます。
日ごろチャートとにらめっこしながらこういったツールを是非有効活用していきましょう!
この記事が皆様にとって少しでもプラスになればうれしく思います!
※私が普段使っているDMMFXのデモトレード版の口座開設方法はこちらで詳しく説明しておりますのでぜひ参考にしてください!