経済指標時のトレード
FXを取り組む中で必ず耳にする経済指標ですが、FX初心者さんの中には『どの指標がオススメ?』『経済指標はビックイベント!!』『どう立ち回ればいい?』と色々なことを考えてらっしゃる方もいると思います。
今回の記事を最後まで読んでいただくことで、FX初心者の方が経済指標時どうすればいいのか理解できるようになります。
経済指標発表前後は『ポジションを持たない!!』
結論から言うと経済指標が発表される前後、もしくは最中は初心者さんは『ポジションを持たない!』ことです。
その理由は下記の通りです。
①感情トレード(ギャンブルトレード)をしてしまい損失が膨らむ
②急な値動きからの損切り(ロスカット)がおきる
説明の前に経済指標とは何かを把握しましょう。
経済指標とは
そもそもFX界隈で有名な経済指標とはなんなのか簡単に説明します。
経済指標とは決まった期日に各国の公的機関などがその国の経済状況をさまざまな項目から数値として統計を出し、発表しているものです。
発表された統計は、過去発表された数値からどのように変化したのかを把握する事ができ、その数値次第で為替相場のレートに大きな影響を与えます。
トレーダーの中には経済指標の発表は急激にレートが変動し、その力を利用し大きく利益を生み出す事ができるのでFXのビックイベントと捉えている方もいるようです。
代表的な経済指標
米国雇用統計
アメリカの機関が毎月(第一金曜日)に発表する雇用情勢を示す指標
消費者物価指数(CPI)
一般の消費者世帯が購入する商品サービスなどの総合的な価格の水準を数値で表したもの
国内総生産(GDP)
ある期間その国で生み出された商品サービスの付加価値の合計額の事
ポジションを持たない方が良い詳しい理由
それでは冒頭にあった個人的には初心者さんは、なぜ『ポジションを持たない!』方がいいのか詳しく説明していきます。
①感情トレード(ギャンブルトレード)をしてしまい損失が膨らむ
②急な値動きからの損切り(ロスカット)がおきる
感情トレード(ギャンブルトレード)をしてしまい損失が膨らむ
経済指標の発表があったときのレートは今までの流れを失ったかのように急激な動きをします。
初心者の時は特に『早く大金を稼ぎたい!』などといった感情から、経済指標の値動きに魅力を感じ、大した根拠もない中でその瞬間のレートの動きに合わせたトレードをしてしまいがちです。
ですが基本的には直感に頼ったトレード(ギャンブルトレード)は勝てません。
なぜかというとエントリーしたポジションが利益を出して終わればいいのですが、万が一レートが逆行した場合、普段のトレード違ってボラティリティが大きいので損失も大きくなってしまいます。
その損失を取り返したいがために、まだレートが急激に動いているタイミングで無理やりロットを上げて無謀なエントリーをしてしまいます。
そこでまた逆行してしまった場合、ロットを上げてしまっているため、最初よりさらに大きな損失を出してしまうといった負の連鎖が始まってしまいます。
また、急な値動きがおきている場合は、基本的にスプレット(手数料)も広くなっており不利なポジションからのスタートになりますので注意が必要です。
急な値動きからの損切り(ロスカット)がおきる
エントリーするときは初心者ながら学んできたことを実践し、多少なりともその時の根拠やシナリオをもとにトレードしているかと思います。
実際にうまくトレンドに乗れた時は、きれいな形で利益方向にレートが伸びて行ったりもしますが、経済指標の発表があるとそれまでの一定の動き方だったレートが一瞬にして荒れてしまいます。
人によってはエントリーした際、万が一のための損切り設定を事前にしているかと思います。
ただ、本来のレートの推移であれば多少のノイズで損切り方向に向かっても最終的にトレンド方向に進んでいくことがありますが、経済指標が絡んだ場合一瞬のブレにより損切り決済になったりすることもありますので要注意です。
経済指標の確認方法
経済指標の確認方法は、登録したFX取引画面に基本的備わっていることが多いです。
もしない場合は検索エンジンで『経済指標』と調べて頂ければすぐ出てきます。
確認出来た際にはその経済指標の重要度やどこの国の何時からくらいはせめて把握するようにしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
経済指標の発表は確かにボラティリティが大きくなるのですごく魅力的ではあるのですが、まだ資金力もなくエントリー根拠の組み立てができないのであれば、経済指標はただの『ギャンブル』になってしまうので必ずエントリーを見送ったり・ポジションを発表前に手じまいするようにしていきましょう。